「ごぼうがおいしい!」「ほんの少しの調味料なのに、味がしっかりしてる!」
バーミキュラを使っていただいた食育イベント、International TERAKOYA「メイド・イン・ジャパンでつくる家族の食卓」第2回は、子どもたちも親御さんも、
根菜の持つ素材の美味しさを発見した回となりました。

バーミキュラを使って季節のごはんを親子で作ることで「ニッポンの食卓づくり」を楽しむこのイベントは、5月18日(土)、
生産者とお客さまをつなぐ農業実験レストラン、六本木農園にて行われました。
今回は、六本木農園の比嘉康洋シェフに教えてもらいながら、親子で一緒に「春野菜と鶏の洋風ちくぜん煮と、あさりの炊き込みごはん」を作りました。

ほんの少しの味付けで、野菜がおいしくなるバーミキュラの魔法

「ごちそうさま」のあとで、みなさんに特においしかったと感じた食材をきいてみたところ、1位は、ちくぜん煮で使った「ごぼう」でした。
きんぴらなど、普段濃いめの味付けでいただくことが多いごぼうですが、今回のちくぜん煮の味付けは、味を整える程度の塩としょうゆ、そしてバルサミコ酢をひと回ししただけ。

それなのにこんなにおいしくできたのは、バーミキュラの無水調理で、ごぼうが持つ本来のおいしさが引き出されたから。お鍋をしっかり密閉して、素材から出る水分が逃げないようにすることで、素材自体のうまみがにじみ出てきてそれが全体にいきわたり"自然の調味料"の役割をするのです。
「本当に調理法でそんなに味がちがうの?」
そんな疑問に応えるため、今回は実験をしました。実験と聞いて、比嘉シェフのところにわいわい集まってきた子どもたち。普通のお鍋でぐつぐつゆでたブロッコリーと、バーミキュラで無水調理をしたブロッコリーを食べ比べます。

「不思議なお鍋(バーミキュラ)の方がおいしい」
「ゆでたものより味が濃くなった気がする」と、あちこちから驚きの声が上がっていました。

バーミキュラで、親子で楽しくお料理

今回の参加は2回目という親御さんが、「前回のイベントに参加してから、子どもが家でも積極的にお料理の手伝いをしてくれるようになった」と話してくれました。バーミキュラなら簡単な手順を守るだけでおいしい料理ができるから、お子さんも、料理が難しいものではなく、楽しいものだと思ってくれたのかもしれません。

今回のお料理もとっても簡単。まずは、あさりの炊き込みごはん。下準備が終わったら、たくさんのネギを切って、洗ったお米とお水、それに味を整える塩と醤油、ショウガを加えれば、あとはフタをして火にかけるだけ。あさりやショウガの味と香りが出るので、調味料はほんの少しです。
「春野菜と鶏の洋風ちくぜん煮」は、ごぼうや冬瓜、大根と人参、しいたけなど10種類のお野菜がごろごろ入った煮物。みんなで野菜のかたちや固さを確認しながら、一生懸命切っていきます。

準備が整ったら、バーミキュラに入れてそっとフタを。あとは火にかけるだけです。根菜のように味がなじみにくい野菜は、普通なら時間をかけてじっくり煮込まなければなりません。でもバーミキュラなら熱伝導率が高いから、短時間でしっかりコクのある煮物が出来上がります。親御さんたちからは「簡単でいいわ!」と喜びの声が聞こえました。

さあ、どんな出来映えになるかな?

いよいよ完成。みんなでいただきます!

完成に近付くと、香ばしくておいしそうな香りが教室中に広がります。お鍋のフタを持ち上げると、ぷりぷりしたあさりの身がたくさん入った炊き込みごはんと、具だくさんの洋風ちくぜん煮が。自然にみんなから拍手が起こりました。
鍋に入れて火にかけただけなのに、手が込んだお料理が出来上がり、「おもてなしにも使いたい!」という親御さんもいらしゃいました。

もう、おなかはペコペコですね。
みんなで一緒に、「いただきます!」。

「野菜もお肉もやわらかい!」「素材からこんなに味が出るんだね」と、親御さんたち。
中には、「今まで一種類の味付けでしか鶏肉を食べられなかった子どもが、今日、バーミキュラを使って作ったことで、初めて他の味で食べられました」と感動する親御さんの姿も。

子どもたちは、「しいたけがおいしい!ごぼうもおいしい!!」と大喜び。
おこげを食べたがる子や、ちくぜん煮のおかわりをする子も。普段野菜が苦手な子もいましたが、喜んでぱくぱく食べていました。

素材が持つ恵みをフル活用しておいしい料理が作れるバーミキュラで、みんながお料理を楽しみ、笑顔になった一日でした。