「買う」「料理する」を通して、季節の野菜やおいしいものに触れ「食べること」の大切さや楽しさを子どもたちに体感してもらうイベント、
「初めてのお買いものと料理(主催:stillwater)」が、10月27日、アークヒルズマルシェで行われました。
今回のメニューは「秋のクリームチャウダー(野菜と鮭)」です。4歳から小学6年生のお子さんたちが、マルシェで野菜を買い、
スープ作りにチャレンジしました。「子どもたちに素材の味を最大限に味わってもらえるように」との思いから、
無水調理で野菜のうまみを濃く引き出すことができるバーミキュラを前回に引き続きご利用いただきました。

料理を教えてくださるのは、Soup Stock Tokyoの商品部 大木泉先生です。
今日作るスープを説明し、「それでは、これからみんなで手分けして、白菜とキノコ、カブ。それからチャウダーに入れるとおいしそうな野菜を選んで買ってきてください」と、さっそく材料のお買い物へ。

マルシェには、スーパーでは見かけない珍しい野菜、大きな野菜がごろごろ並んでいます。2人がかりで抱えるほど大きな白菜やカブを買う子。自分の手のひらと同じくらい大きなしいたけをみて驚く子。見たことのないキノコについてお店の人に質問する子や、マツタケをおまけしてもらう子まで!
小さなシェフたちは新鮮でおいしそうな食材探しに真剣そのものでした。
さあ、いよいよ料理開始です。まずは買って来た野菜を食べやすい大きさに。自分たちが選んだ野菜を切ったり割いたりしながら、

「キノコが2つで1つにくっついてる。ふたごみたい!」
「この大きなしいたけ、僕が選んだんだよ」
「キノコの傘の裏ってふわふわしてるね」

と、盛り上がりました。
初めて包丁を持つ子だって、「こうやって持って、もう片方の手は猫さんの手だよ」と教えてもらうと、すぐにカブや人参を上手に切れるように。見て、触れて、においをかいで。食べるだけでなく、素材そのものやお料理することにも興味を持ってくれた様子でした。
下準備が完了すると、熱したバーミキュラのお鍋にオリーブオイルをひと回し。「さあ、一番硬かったのはどのお野菜かなー?」という先生の質問に、「カブだよ!」「人参!」と、次々に声が。

「お鍋が熱いから気を付けてね」
「おいしくなぁれ」

子どもたちは協力して、大きなお鍋にカブと人参、キノコ、白菜、カブの葉を入れ炒めます。鮭を加え、一つまみの塩をぱらぱら振りかけ、鍋のふたをしてしばらく待ちます。
待っている間も、「開けたらもう食べられる?」「ジュージュー言ってるよ」と、鍋の変化に子どもたちの興味は尽きません。

しばらくすると、鍋のふたのすき間から蒸気がもれ、優しい匂いがあたりに広がってきました。ふたを取ると、中から白い湯気、そして子どもたちの「わー!」という声が上がります。

そこに、牛乳、Soup stock Tokyoのおいしいチャウダースープベースを加え、鍋底からかき混ぜればいよいよお待ちかねの試食タイムです。みんなで一緒に「いただきます!」。初めてのお料理の出来ばえはどうかな?
どの子も、「おいしい」「パンにつけるともっとおいしい!!」と口いっぱいに頬張っていました。「おうちでも作れるよ」と自信がついた子や、「ホウレンソウを入れるとおいしいかも?」とお話しする子まで。どの顔も誇らしげ。小さなシェフたちが作ったひと皿はあっという間におなかの中へ収まっていきました。

お母様方の声

「なかなか一緒にお料理をする機会がなかったのですが、これからは一緒にやってみたいです」

「こんなイベントがあるよ? と話してみたら、行ってみたい! と言うので参加してみました。これまであまり家で一緒に料理をしてなかったのですが、
興味を持っていたんだなぁと。これからそうした時間を作っていきたいと思いました。とてもいい機会になりました」

「何度かイベントに参加しているのですが、嫌いな野菜がなくなったり、お料理に興味を持ってくれるようになったのが嬉しいです」