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バーミキュラ ライスポット おいしい料理は、良い道具から。

良質な国産鋳物ホウロウ鍋として、道具好きを唸らせたバーミキュラから
日々の暮らしを変えてしまうほどのインパクトある調理器具が登場。
鍋とセットのポットヒーターが、繊細な温度調節をしてくれます。
文筆家の松浦弥太郎さん、女優の小島聖さんのレシピとともにご紹介します。

写真…木村 拓、小出和弘 / スタイリング(器)…前田かおり / ヘアメイク(小島さん)…面下伸一 / 取材・文…鈴木麻子
バーミキュラ ライスポット
12月1日に登場の「ライスポット」。「火加減」「塩梅」、鍋でのごはん炊きで難しいあれやこれが、ボタンひとつでクリアできる。家電でもない、鍋でもない、まったく新しい台所道具。

世界一のおかかごはんと豚汁 松浦 弥太郎さん(文筆家)

Profile まつうら・やたろう 文筆家、編集者。ウェブメディア「くらしのきほん」(https://kurashi-no-kihon.com/)編集長。日々の暮らしがよりよくなるアイデアを、美しい写真、丁寧な解説で紹介する。

「おかかごはんが食べたいな」
老いた父が、亡くなる五日前、僕の顔を見るなり、小さな声でこうつぶやいた。
くいしん坊でおいしいもの好きだった父は、洋食和食問わず、それがおいしいと聞くと、居ても立ってもいられなくなり、どんな遠くであっても、すぐさま食べに出かけていった。
そして家に帰ってくると、「口がまだ味を覚えている間に」と言って前掛けを締め、その料理を自分なりに工夫して再現するのが常だった。
食材の袋を両手に下げて父が帰ってくると、今日はどんなおいしいもんが食べれるのだろうと、ぼくはうきうきして、顔をほころばせた。
「よしできた。早くお食べ」
父が張り切って作った料理が食卓に並ぶと、ぼくら家族は、あーだのこーだの父の面白おかしい講釈を聞きながら、「おいしい、おいしい」と喜んで食べた。カレーライス、グラタン、コーンスープ、茶碗蒸しに焼きそば、玉子焼きにすき焼きなど、数えたらきりがないが、父の作る料理は、ほんとうにおいしかった。中でも、父が「うん。なんだかんだ言って、これが一番おいしいな。世界一だ」と言い続けていたのが、鹿児島で食べたという、これ以上ないくらいにシンプルなおかかごはんだった。 とにかく米を上手に炊くこと。新米なら尚良。かつおぶしは、おかかごはんのためだけに、血合いを除いて、薄く、こまかく、ふわりとした小さな花びらのように、店にお願いして削ってもらうこと。かつおぶしの分量にこだわり、炊きたてごはんに、すぐに振りかけて、手早く混ぜること。茶碗に盛ってから、さらに、かつおぶしを、ひとつまみのせることなど、おかかごはんを語らせたら、目の色を変えて、それはそれは小うるさい父だった。 なにより、おかかごはんは、「米の炊き方が失敗したらすべて台なし」と言って、丹念込めて炊かなければならないというのが父の決まりで、おかかごはんが、いたって簡単な料理と言えど、ぼくら家族の手の出せるものではなかった。真っ白な湯気の中から、ぴかぴかのごはんがお出ましした時の、父の得意気な笑顔は今でも忘れられない。

よい道具とは、人が人を助けようという精一杯の真心と工夫によって作られたもの。それはすなわち手仕事の美しさを放ち、使えば使うほどに、深いきずなが生まれ、日々の暮らしを支えてくれるもの。よって、大切にし感謝し、よき使い手になるべし。
米を炊いた後の鍋を、まるで赤ん坊の体を洗うように、ていねいに洗い、やさしくやさしく拭きながら、父はぼくによくこんな話をしてくれた。
「道具選びは、友だち選びみたいなもんなんだ」とも父はよく言った。
父のもうひとつの十八番に、最高においしい豚汁があった。豚汁作りにも、父にはこだわりがあった。
「豚汁はな、豚肉が主役。大きめに切って、どっさり使うのがコツ。味噌に豚の脂がたっぷり合わさっておいしくなるんだ。野菜は同じ大きさにていねいに切りそろえること」と、僕は教えられた。
今日僕は、新しく友だちになった道具に、少しばかり助けてもらい、父から教わったおかかごはんと豚汁を作った。
器にも小うるさかった父が使っていた、茶碗と合鹿椀に盛りつけた。
「おいしそうだなあ。世界一だ」という父の声が、どこかから聞こえてきた。

父の愛読書 料理好きの父が愛読していた、北大路魯山人や辰巳浜子さん、波多野承五郎さんの本。特に『食味の真髄を探る』は座右の一冊だった。

新しいものを迎えたときはいつもワクワク。その買い物がどれほど素敵な選択だったかを知るためそのものを注意深く試します。たとえば自転車なら、「いかに快適に走れるか」を確認するため遠くまで走らせ、たとえば包丁なら、あらゆる野菜を千切りにするかもしれません。
さてそれが「世界一、素材の味を引き出す」ことが自慢の鍋なら……。松浦さんはおかかごはんと豚汁と決めました。
「とにかく、毎日でもうれしい料理です。おしゃれで素敵な感じというよりも、みんなが本当に食べたい、心に染み入る料理を、この鍋では作りたいと思いました」
ごはんとお味噌汁。あまりにも当たり前すぎて、私たちは無意識に作ってはいなかったでしょうか? でも、松浦さんはそんな「くらしのきほん」の充実にこそ、幸せは宿ると考えているようです。
お米は信頼するお米屋さんで精米したてのものを買い、かつおぶしは血合い抜きの繊細な味のものを手に入れました。豚汁の野菜は口の中で一体になるように同じ大きさに丁寧に切りそろえてあります。最高の状態に整えた素材は、最高の道具で調理します。いつものごはんがこんなにもおいしいなんて。普段の食卓こそ丁寧に、もっと上を目指して。よい道具の登場で、日々の料理を見直すきっかけになりそうです。

素材の力をいただく 小島 聖さん(女優)

こじま・ひじり 多彩な役をこなす実力派女優として、映像作品、舞台などで活躍中。11月5日~全国公開中の映画『続・深夜食堂』に出演。プライベートでは国内外の山に登り、アウトドアで料理を楽しんだりと、スローライフを満喫。

「最近、体がシンプルな料理を欲しているんですよね。そしてバーミキュラのこの鍋は、シンプルなお料理のほうが、すごさが際立つような気がします」。そう言いながら、手際よく調理をするさまは優雅で、料理という日常の行為が美しく思えるのでした。
お料理好きの小島さん。普段のごはんは、玄米が多いそうですが、ライスポットは玄米も簡単にもっちり炊きあがるのにびっくりしたと話します。
「何より、ボタンを押すと、自動的に最良の火加減をしてくれるのがうれしいですね」。かといって、家電っぽい無機質な感じはなく、作り手のぬくもりが感じられる「道具っぽい」佇まいも気に入ったそう。「卓上で調理もできるから、これからの季節、人を呼んでお鍋やおでんなんかもいいですね」

小島 聖さん(女優)
玄米も驚きの炊きあがりです。 パサパサしてしまったり、ゴワゴワの食感になったり……。白米より炊くのが難しい玄米ですが、ライスポットなら失敗なし。釜の底と上部に大きな温度差が作られ、激しい熱対流が起こることによって、お米一粒一粒がむらなく炊きあがります。「火加減を自動的にしてくれるから、放っておけて本当に楽」

目指したのは、世界一、素材本来の味を引き出す鍋。この鍋で暮らしが変わります。

素材の旨味を最大限に引き出す高密閉の鋳物ホウロウ鍋に、
最良の火加減にコントロールするポットヒーターが出合えば、鬼に金棒。
目指したのは、長く愛着を持って使える「道具のような家電」です。

バーミキュラ ライスポット&ポットヒーター

バーミキュラ ライスポット 4つの自慢

  • 01 ポットヒーターが火加減を完璧にコントロール
    底面のヒートセンサーが、鍋底の状態を見守って、完璧な火加減調整をしてくれます。30℃〜95℃まで1℃刻みの温度調節が可能なので、家庭では難しい「低温調理」も簡単。炊飯もふつう、おこげモードなど自由自在。
  • 02 高い密閉性で究極の無水調理
    他の鍋にはない高い密閉性で、食材そのものが持つ水分や風味をぎゅっと閉じ込め、蒸気を鍋のなかで循環させることによって、食材をやさしく加熱。また、厚さ3㎜の鉄鋳物は高い熱伝導率と保温性を有します。
  • 03 肉の焼き付けや炒め調理もムラなく
    ライスポットという名前なれど、得意は炊飯のみならず。ヒーターが鍋底を均一に加熱するので、肉の焼き付けも野菜炒めも失敗なし。ローストビーフやコンフィなど家庭では難しい低温調理レシピもスイッチひとつで作れます。
  • 04 家電ではなく道具としての佇まい
    密閉性を極限まで高めた技術は、長年、鋳物鋳造を行ってきた老舗メーカーだからこそ。一つ一つの鍋を手間暇かけ、メイドインジャパンで生産。一生使える鍋という自負があるため、修理をして新品同様に生まれ変わらせられる。
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